ミクを部屋の外に置いてくれないか、と部屋を訪ねてきたリオン君が言う。丸腰になった私に何をしようというのか、包み隠さずそれを言うと、「いいから!」と真っ赤になって怒られた。
『仕方ないな、子供は…。くれぐれも私を床に置くんじゃないぞ!』と素直に電源を切るミク。訝し気にミクを廊下にやろうとした所、すでにシャルが電源を落として隅にたたずんでいた。なにこれ…。
置くところもないので廊下にあるそこら辺の棚にばかでっかいミクをたてかけておいた。落ちないといいけど。
部屋に戻ると、真剣な表情のリオン君がこちらをギギギという効果音が付きそうな感じで振り向いた。
「緊張してるの?私とリオン君の仲なのに、何があったんですか…」
「お前が好きだ」
「は…」
リオン君に告白された。ドッキリではないようで、そのままそれを聞いたら「この状況でふざけるな」と言われてしまった…。
「返事は…どうなんだ」
「ええ!?ちょっと待ってよ…」
不審な出会いから始まったリオン君の邂逅が走馬灯のように頭に流れ出す。死なないで!私!あの出会いを境に、ミクを持たされ、なんやかんやで…