長編「眠れない夜に」夢主視点

明日が来たら、彼らに出陣してもらわないといけない。そう思うと気が重い。

きっとつらいであろう明日なんて来なければ…なんて無理な事を想像しながら、畳にひかれた布団で寝返りを何度打ったろうか。
明日がつらいとは限らない。でも、私の中のシナリオは全て悲観的だ。彼らは嬉々として戦に出るのに私は彼らが死んでしまうんじゃないかと不安で仕方ない。
幸いにも誰か折れて亡くなった経験をしていない今でこそこんなにびくびくしているのに、この中の誰か欠けてしまったら私の心の堤防はすぐ決壊して、全部崩れちゃうんだろうなあ。
…まだありもしない事を考えても仕方ない、そうならない為にも私は審神者として全力で彼らをサポートするんだ。強くなるまで周回して、慎重に指示しているからきっと大丈夫!建設的な考え方に直して、さあ寝よう!と意を決して目を瞑るも、やっぱり心の中のもやは残っている。

何でみんなを戦わせないといけないんだろう。私はここにいていいのかな。弱いのに、いいのかな…。

「…一回落ち着こう」