※クロームと夢主を結ばせようとする骸
※人に恋愛感情を持たない骸
輪廻転生し、六道を巡った記憶を持つ骸は、人間はみな糞だということに気付き、世界大戦を起こそうとした。だが、沢田綱吉に計画を阻止されたこと、城島犬や柿本千種という仲間、そしてクローム髑髏、ミョウジナマエに出会ったことをきっかけに彼のひねくれた考えが変わり始める。
特に、友達だと見せかけ裏切ったというのに、相も変わらず……雑だが気さくに接してくれるナマエに骸は心酔した。彼女がいるならば、もっとも醜いとしていた人間道を残しておいてもいいんじゃないか、と思うほど。
人は歪んだ恋をすると、恋した相手を神格化するという。だが、骸は長きにわたる輪廻の記憶を持ったことにより、恋愛にはもはや興味がなかった。骸が彼女へ向けたものは、純粋な「信仰」である。
とある日、尊いナマエが骸が可愛がっているクロームと仲良く話していた。骸は彼女らを尾行しており、微笑ましい光景に目を細めている。
クロームがいつもより頬を染めているのに、ナマエは「今日暑いよねー」と自身の顔の近くを手で扇いでみせる。「うん……」と返事をしながら、視線を落とすクローム。
頬の赤いクロームをフォローしている。そんな気遣い上手なのに、自分の事に鈍い所も彼女の魅力。骸はうんうんと頷く。骸にとってはそれすら尊く感じる。
骸は長年の(輪廻の)経験から、クロームはナマエに恋をしていることに気付いていた。